2016年3月30日水曜日

1049 2016.3.30

山じゅう桜の花

今月初旬から咲き始めた桜が満開だ。その前には、ヒカンザクラのピンク色が山にポツンポツンと咲いていたのだが。
 こちらでは、ソメイヨシノは日本桜百選にも選ばれている七川ダムの佐田の桜が有名だが、それよりもヤマザクラやオオシマザクラがポピュラーだ。ヤマザクラは白、オオシマザクラは淡いピンクで、これが山にたくさん自生している。こちらに来て5年が過ぎようとしているが、来た時に比べてサクラが増えているように感じる。
 串本に向かう海岸線の山が、桜の花で白くなっている個所がいくつもある。今が最高に美しい。

避難路の延伸

昨年、海岸道路の途中にある出雲の洗濯場の上に避難路ができたという話をしたことがある。先日、ここで作業をしている人がいたので、何をしているのかと気になっていた。それが分かった。最初に作った階段の高さだと、国の想定よりも低かった。そこで第2期工事として、階段を更に上に延伸した。今日確認したら、前回の所から10m近く上っていた。山の中腹あたりまでの高さがある。このまま上がっていくと、我が家の畑の裏に行きあたりそうだ。今度暇な時に上まで登ってみようかな。

2016年3月29日火曜日

1048 2016.3.29

分蜂の瞬間

この辺りでは、日本ミツバチの巣別れ(分蜂)がシーズンを迎えている。所用で、近くに住む同姓のDさんのお宅に行った。玄関の近くで、Dさんがそっと見守っている。何を見守っているのかと尋ねたら、今、巣箱(ゴウラ)から分蜂しそうなんだよと教えてくれた。
 見ると、巣箱の外にミツバチが群がって出てきている。ゴウラの中では、新しい女王バチが、そのゴウラの女王になり、それまでの女王蜂は外に出てきて巣別れするのだそうだ。新しく生まれた女王バチが、外に出て独立するのだと思って意のだけれど、反対だったということを初めて知った。
 外に出てきた女王バチが近くに留まってくれればいいんだけど、と言っていたが、後から聞いたら、うまい具合に近くに留まったので、それを別のゴウラに入れたのだとか。気に入れば留まってくれるが、お気に召さないと飛び立ってしまうらしい。ここ1週間が山場という話だ。
 その話をする時のDさんの顔といったら、後期高齢者に入ったのに少年のようだ。
 写真の、右の巣箱から、隣の巣箱に、今は留まっている。上手く留まればいい。毎年、このミツバチのハチミツをいただくので、今年も頑張ってほしいね。

2016年3月23日水曜日

1047 2016.3.23

小学校の卒業式

 今日は町内(県内?)の小学校では一斉に卒業式が行われた。学校評議員ということで、案内状が届いていたので出席した。
 今年の卒業児童は5名。全員が男子だ。男ばかりなので、チームワークはバッチリの学年だったらしい。それぞれに積極性や協調性があり、模範的な学年であったと校長が話していたのを思い出す。在校児童20名、教育委員はじめ関係者12名、保護者5名と先生方が見守る中で静かに式は始まった。まずは君が代の斉唱。毎回驚くのが小さな1年生も大声を張り上げて歌うこと。その後も、校歌、蛍の光も同じように元気いっぱい。全校で25名の歌声とは思えない迫力。大きな学校だと一人ぐらいサボっていても問題ないが、この人数だと一人ひとりが声を出さなければならない=出すのが当然という環境にはある。
 今年の卒業証書の最後の番号が2210号だった。100年以上の歴史がある学校だが、卒業した人数は2200名を少し越したところだというのは寂しいことだ。
 校長は今年で定年を迎えるので、昨年までと違い、何となく思い入れが伝わってくる。在校生の歌のお返しに、卒業生がお返しの歌を歌ったのだけれど、これが教頭先生のギターでの伴奏だったのがアットホームな感じで良かった。
 聞くところによると、今年の新入生は0だという。5名が卒業した後、誰も入ってこないのは大打撃だ。このしョう学校で、今まで0人という学年はなかったということだから。出雲小学校に暗雲が立ち込めているみたい。これでは本当に串本小学校に吸収されてしまうのは時間の問題ではないか。

嬉しい!!!

 串本古座高校の卒業生で、奈良教育大学を受験した娘が合格した。書道の先生を希望していて、この大学を第一希望にしていた。学科試験はセンターの点数で、試験当日は書道の実技だけ。本当は、木下先輩が面倒を見ることになっていたのだが、昨秋の急逝で引き受けることになった。
 書道部で指導をしていた生徒だったので、何とかしたいと思った。ただセンターでの点数が悪かったとのことで、前期試験は落ちてしまった。後期は実技の配点が高くなるとはいってもセンターの点数がネックだと思われた。しかも後期は定員6名に対し、応募者が64名。絶望的!
 ラッキーだったのは、後期試験の前に、過去3年間の実技の問題が手に入ったこと。傾向と対策で、ある程度山をはって練習をさせた。試験後の報告で、本人が似たような問題が出ましたと言ってきたので、もしかして・・・とは思ったけれど、厳しいかなというのが本音だった。
 今日が、その後期の発表日。本人から「受かりました」の報告。1か月半の特訓が実った。ホッとするやら、嬉しいやら、ちょっと泣きそうになった。

2016年3月21日月曜日

1046 2016.3.21

第6回定期演奏会

 串本古座高校吹奏楽部の定期演奏会が、串本町文化センターで行われた。書道を履修している吹奏楽部の2年生が案内状を持ってきてくれたので、行って来た。600人が入れる会場は、関係者や在校生でかなり埋まっていた。
 予定通り14時に開演。懐かしのオリンピックマーチから始まり、本格的な曲を入れつつも、大衆受けするUSJメロディーやスーパーマリオブラザーズ、銀河鉄道999などなど。
 部員のパフォーマンスあり、会場の手拍子ありと、賑やかなうち、あっという間に2時間が過ぎていた。3年生は今月1日に卒業式を終えているが、彼女らの卒業式は今日だったのかもしれない。現役生の他に、卒業生が助っ人で入り、より力強い演奏になっていた。
 ちょっと残念だったのは、男子の現役がいなかったこと。45年前の吹奏楽部は男子の方が多かったように思うのだが。時代は変わったのか。生徒数が少ないので、男子の多くは運動部に所属しているのかな。

2016年3月20日日曜日

1045 2016.3.20

第2回出雲バザー

 昨年の5月から、区長会で毎月第3日曜日に元出雲幼稚園、現出雲集会所でバザーをすることにした。第1回は無事に開くことができたのたが、その後は台風接近など様々なアクシデントに見舞われて、ずっと中止になっていた。
 年度が変わることもあり、最後はしっかりとやろうということになった。今回のメインは、本マグロのワタ(内臓系)。前回は、冷凍にしてあったものを生のままで売ったのだが、ワタは食べたいけれど、自分でこしらえるのは大変だということで敬遠した人が多かった。それでは、今回はこちらで煮たものを売ることにした。昨日は、まず煮る前に下処理をした。これが大変。あら塩をもみ込んで金ダワシを使って脂を落とす。結構な肉体労働だ。一匹分が約1㎏もあるものを3人がかりで50匹分ほどを洗った。
 その後、夕方に祭の座払いやら忘年会やら新年会と役員のご苦労さん会を兼ねた宴会をした。昼間に煮た、そのワタも並べられているのだが、なんとなく匂いが鼻について食欲減退だった。
 今日は朝から絶好の日より。ただ、残念なことに、町内の各所でバザーが行われおり、客足は寂しいものに終わってしまった。ワタは、酒飲みには絶品の珍味で、市場にはあまり出回らないので、知っていれば飛んで来た人も多かっただろうに。しかも格安の値段だったから。